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◆ コラム ◆ マーケティング・リサーチとインテリジェンス・システムの違いについて

  • コラム担当
  • 2024年6月4日
  • 読了時間: 3分

更新日:2024年6月6日

 弊社の提供している調査サービスは、オープン・ソース・インテリジェンス(OSINT)の調査分析方法を用いていますが、一般的なマーケティング・リサーチとの違いは何かと聞かれることがあります。


 マーケティング・リサーチは、一般的には、個々の具体的な問題について 取り組みをするものです。そこには、事前に定められた調査概要(≒明確な目的)が存在していることと思います。A市場の顧客状況、B製品のブランド価値について、等です。


 これに対して、弊社の調査サービス(※主に「定点観測サービスのこと)であるインテリジェンス・システムによる調査と分析については、特定問題を扱うものではなく、むしろ、市場の動向を常時監視する網を張るようなものと考えて頂ければと思います。


 これによって、導入を頂いたクライアント企業様においては、即応性の高い特別な調査契約であれば1日単位、そうでなくても 通常の調査契約であれば 少なくとも1ヶ月ごとには、経営戦略や事業部門ごとの計画策定において 素早い調整と対応が可能になります。弊社サービスを導入頂く狙いは、市場や競合に対する早期警戒網の構築と、問題の早期発見や それらが起こらないように務める防止策とも言えると思います。


 インテリジェンス・システムの草分け的な一人のロバート・J・ウイリアムズは、マーケティング・リサーチとインテリジェンス・システムの違いを以下のように記しています。



「マーケティング・リサーチとマーケティング・インテリジェンスの違いは、閃光電球(フラッシュ)とロウソクの違いに似ている。


 あなたがいま、まっくら闇のなかでダンスをしているとしてみよう。90秒ごとに閃光電球(フラッシュ)をたいて良い事になっている。この瞬間の強烈な光で、自分の動くコースを知ることができるし、また、他の人々の動きを頭に入れることもできる。


 できれば、自分の予測どおりに他の人々が動いてくれれば言うことはない。しかし、そうはいかないもので、ぶつかられたり、つまずいたり、よろけたりすることが多い。それでも何とか、あなたはダンスを続けることができるだろう。


 ところが、これとは違って、一本のロウソクを灯しておくこともできる。ロウソクの光は、閃光電球(フラッシュ)ほどの明るさはないけれども、消えることなく、灯り続ける。だから、あなたは他の人々の身体の動きをいつも頭に入れている。だから、自分のコースを他人の人々のコースに合わせることが出来る。


 インテリジェンス・システムというのは、このロウソクのようなものである。事態そのものを直接照らす強い閃光(※マーケティング・リサーチのこと)ではないけれど、情勢が移り変化するさまに、ずっと、光を投げ続ける。」



 弊社サービスを導入することでのメリットは、情勢の移り変わりを常に定点で観測を行い、貴社を 常に後押しし続けることです。


 また、この観測を続けることによって、バラバラの情報をそれぞれで評価しつつ、定例としてレポートとして まとめていくという連続した過程において、貴社内において、将来事態の予測、その予見にも繋がっていくものと考えます。



※出典・参考:

 「マーケティングインテリジェンス:リサーチから情報管理システム確立へ」W.T.ケリー著






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