弊社の提案書制作の考え方について ①
- shigeru-nagai
- 2023年6月11日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年6月6日
提案書は、ビジネスの場で重要な役割を果たす文書です。提案書の内容や見せ方によって、プロジェクトの成否や契約の獲得に大きな影響を与えます。しかし、提案書の作成スタイルには、様々な流派や傾向があります。その中でも、昨今、流行っているのが、デザイン面を重視した余白の多い提案書です。
余白の多い提案書は、見た目がすっきりとしており、読みやすさや印象にも良い効果をもたらします。また、余白を活用することで、重要なポイントや図表などを際立たせることができます。しかし、このような提案書には、一つの落とし穴があります。それは、メーカーやクライアントからは実際のところ「手抜き」と指摘されているケースもあるということです。
なぜ「手抜き」と感じられるのでしょうか?
それは、文字量が少なすぎると、提案内容が十分に伝わらないという危険性があるからです。文字量が少ないということは、説明や根拠が不足しているということにもなりかねません。また、文字量が少ないということは、調査や分析が十分に行われていないということにも見えてしまうかもしれません。これらのことは、メーカーやクライアントに対して、信頼感や説得力を損なう要因になります。
では、どうすればよいのでしょうか?
弊社では、バランスよく文字量を調整して制作しています。
ページに記載の内容によっては文字量が多くあるべきですし、また、伝えたいポイントが定まっているのであれば文字量を少なくするべきです。何事もバランスの問題だと思います。
また、弊社では、同様に文字量を削ぎ落とす提案書を制作する場合は、文字量を削ぎ落とさないバージョンの提案書も添えています。この理由は、プレゼンテーション後にじっくりと書面を見ていただくためです。
プレゼンテーションでは、時間や場所の制約があります。
そのため、余白の多い提案書は、視覚的に訴える効果が高く、効率的に情報を伝えることができます。
しかし、プレゼンテーション後には、メーカーやクライアントは自分のペースで提案内容を吟味します。その際には、余白の多い提案書だけでは不十分です。そこで、文字量を削ぎ落とさない提案書を併せてお渡しすることで、より詳細な説明や根拠を示すことができます。もしくは、適切な文字量での提案書を初めから お渡しをする事が大事だと思います。
このようにして弊社では、提案書の作成スタイルにおいても柔軟性を持ち合わせています。メーカーやクライアントのニーズや状況に応じて、最適な提案書をご提供することで、貴社ビジネスの成功に貢献しています。
